チリの fiesta の楽しみ方
久しぶりにブログ更新したと思ったら、
パリピの話かよって思ったかもしれません。ごめんなさい。笑
でも、この fiesta(フィエスタ)って
チリの文化を楽しむ上でとっても重要だと思います。
もちろん注意しなくちゃいけない事もあるので、それについても書きます。
今回私が紹介するのはチリでの一般的なfiestaの楽しみ方ですが、南米の他の国でもほぼ同じだと思うので、南米を訪れる人にはぜひ現地の人との交流も兼ねて、体験してみてほしいです。
fiestaの定義
「fiesta」にも色々な種類があって、
これが「fiesta」と一口に言うことはできないかなと思います。
チリには carrete という fiesta と少し似た意味の単語が存在します。
私もチリに来たばかりの頃は、fiesta と carrete の違いをよく分かっていませんでした。
私の今までの経験から言うと、
fiesta は、
①大きな会場でたくさんの人が踊るイベントに行く
②家でご飯を作って囲んで、ゆったり楽しむ
carrete は、誰かの家に集まって、お酒を飲んで踊る
というイメージです。
ちなみに、チリのスラングの本では、
carrete : a night out on the town, out partying
carretear : to go out on the town
出典:Speaking S Chileno, A guide to chilean slang)
と説明されています。carretearというのは動詞です。
日本で言うと、「飲む」と「飲みに行く」みたいな感じですね。
チリで使われているスラングなので、他の国では通じないと思います。笑
fiesta も carrete もだいたいやることは似ていますが、carrete と聞くと fiesta よりも騒ぐ印象を受けます。
以前、友達から夕方くらいに「今 fiesta やってるからおいで!」と連絡が来ました。
その時間は都合が悪かったのでその旨を伝えると、
「じゃあ夜に carrete あるから後で来て~」と言われました。
夕方の fiesta では、ご飯を作ってお酒を飲みながらわいわいしていたようです。
carreteだと完全に夜なので、ガンガン踊るイメージが強いですね。笑
ちなみに、fiesta は①でも書いたようにイベントの意味としても使われます。
私の住んでいる都市では、頻繁にこのたぐいのイベントが開催されています。
このときは、サッカーの試合を見た後に asado(アサード)をしたので、
ゆったりした fiestaでした。
(チリではよく asadoと呼ばれるバーベキューをします。)
fiestaにはどうやって参加する?
私の家は大学のすぐ近くにあるんですが、この辺りには大きなイベントが開催される
場所が2つほどあります。なにかしら fiesta があると、どちらかの場所で開催されることが多いです。片方は完全に屋外、もう片方は屋内のディスコも併設されています。
参加の手順としては、以下のような感じです。
①チケットをゲットする→②previa(プレビア)に行く→③fiesta の会場で踊る
①チケットをゲットする
前売りチケットは、スタッフから買う or お店で買うことができます。
イベント開催側が、facebookのイベントページにチケットを売っているスタッフの連絡先を掲載しているので、その人に個人的に連絡を取って、チケットを買えます。
また、チケットが購入可能な飲食店なども掲載されているので、直接お店のレジに行って、チケットが欲しいと伝えればそこで購入可能です。私の都市では、だいたい大学生が売っていることが多いので、学生が多くアルバイトをしている場所が指定されているのかなと思います。
ちなみに、私はたいてい大学でチケットを買います。
大学生価格と一般人価格で分かれていることが多く、値段も1000ペソくらい
(約200円)違います。当日会場でチケットを買うことも可能ですが、前売りチケットよりも少し高くなるので、イベントの直前でも前売りを買っておくといいと思います。
②previa(プレビア)に行く
previa(プレビア)とは、fiesta に行く前にテンションを上げるための0次会みたいなものです。笑
fiestaはだいたい夜の10時くらいから始まりますが、その時間に合わせて行く人は少ないです。fiestaに行く前に previa を開催して、誰かの家に集まってお酒を飲み、fiestaには12時半か1時くらいに行き始めます。そのくらいの時間が、人もたくさん集まってきて盛り上がる時間だからです。
ちなみに previa は10時半から11時くらいから始まります。遅いですね。笑
③fiestaの会場で踊る
previa が終わったら、いよいよ fiesta の会場に向かいます。
チケットを忘れずに。チケットは入り口で半券が切られます。たまに身分証が必要なことがあるので、パスポートのコピーを持っておくと安心です。原本を持っていく必要はないです。
fiesta によってはお酒の持ち込みがOKだったり、会場内でしか買えなかったりと様々です。人によっては previaでも fiestaでもガンガン飲んでますが、私は previa である程度飲んで、fiesta ではあまり飲みません。 お酒がなくても、会場にいるだけで楽しくて踊れてしまいます。笑
fiesta では基本レゲトン(レゲエやサルサの影響を受けた曲調で、中南米のクラブなどでよく流れる)が流れていますが、南米の他のジャンルの音楽や洋楽も楽しめます。
楽しむためには
特に踊り方を覚える必要はないです。レゲトンはノリやすい音楽なので、周りが踊っているのを見て、マネして踊ってみてください。
ここで注意したいことがひとつ。レゲトンの踊りは結構激しいです。笑
友達と並んで踊っている分には平気なんですが、男女で踊りだすとかなり近くなります。レゲトンの歌詞の内容を読んでみれば、理由は分かると思います。笑
ラテンボーイをゲットしたい方には問題ないですが、純粋にただ楽しみたいだけの人は
チリ人と一定の距離を保って踊る必要があるかな、と思います。
チリ人は「女たらしの人が多い」というイメージがあるみたいですが、そういう人ばかりでもないです。私はもうラテンのノリに慣れてしまったので、感覚が少し鈍っているかもしれませんが...。
でも、チリ人と踊るのは本当に楽しい!チリに限らず、南米の人はとにかく音楽と踊りが好きな人が多いので、踊りをリードしてくれたり、教えてくれたりもします。
彼らを見てると、本当に楽しそうだなって思います。
日本にいた時はクラブなんて行ったこともなかったけど、純粋に音楽を楽しんで、自分を開放して踊るってすごく気分が良い。
日本に帰ったら確実に fiesta が恋しくなりますね。
fiesta は南米の文化に触れるいい機会になると思います。それに、現地の人とも仲良くなれる確率がぐんと上がります。
fiesta に行く前にレゲトンを何曲か聞いておくと、雰囲気が掴めていいですね。
夜遅くに始まり明け方に終わる fiestaですが、きっと楽しめるはずです!
ぜひ一度、行ってみてください。
(しばらくブログを更新していなかったんですが、この記事を書いているときはすごく楽しかったです。笑)